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【名門】シャタックセントメリーズフォレストシティの現役学生さんへインタビュー。

海外学校ナビ編集部
【名門】シャタックセントメリーズフォレストシティの現役学生さんへインタビュー。
【名門】シャタックセントメリーズフォレストシティの現役学生さんへインタビュー。

ジョホールバルにある「シャタック・セントメリーズ」は名門アメリカンスクールの一つです。

本校はアメリカ・ミネソタ州フェアリボーに位置する全寮制の高校となっていますが、フォレストシティ校ではより多くの方へ教育を提供する為に幼稚園~高校までの一貫校、寮もありますが、通学も可能となっています。

そんなシャタックセントメリーズはマレーシア・ジョホールバルに分校を作り、あの新開発地域「フォレストシティ」にある、現在唯一の学校です。

そんなセントメリーズに通っている小学生の日本人学生さんへ、今回は特別にお話を聞くことが出来ました。

実は著者もこのシャタックセントメリーズフォレストシティの卒業生、現役の学生では無くなってしまったので情報が更新されていなかったり、自分主観とならずに他の学生さんへお話を聞いたほうがより「公平」な情報を伝えられると考え、今回はインタビューさせて頂きました。

今回は小学3年生の学生さんとその親御さんにお話しを聞くことができ、セントメリーズの教育の質や「自由」と言われるアメリカンスクールの教育の現状は一体どうなのか、聞いています。

「自由な教育」を親御さんはどう思っているのか、はたまた学生さんはどう思っているのか。

この記事はそんなアメリカンスクールの気になる点に迫ります。

またこの記事での「アメリカンスクール」とは海外にあるアメリカンスクール、またアメリカ国内の「私立」系の事を指し、公立学校とは全く異なります。

この記事は約8~10分で読むことができます。

シャタックセントメリーズフォレストシティってどんな所?

「シャタックセントメリーズ」はアメリカ・ミネソタ州にある160年以上の歴史をもつアメリカンスクールです。本校のカリキュラムは160年間も練られ、研究に改善を重ねられてきた為、その教育の質はたしか。

シャタックセントメリーズ・フェアリボー校からはハーバードやイェール大学など名だたる名門大学へ進学した学生、またオリンピック選手なども多く輩出しています。

そんな名門校がマレーシア・ジョホールバルの「フォレストシティ」へ2018年に進出。

全寮制高校の本校とは違い、寮生、通学生がいて、幼稚園生から高校3年生まで幅広い年齢へ教育を提供。

なにを隠そう、著者も2018年の開校時から通っていました。

シャタックセントメリーズフォレストシティは2018年開校に開校したまだまだ「出来立て」の学校。マレーシアには多くのインターナショナルスクールがありますが、その中でも一目置かれている、新しいインター。

その為フォレストシティ校での実績などはまだあまり無いですが、ミネソタ本校のカリキュラムを受け継いでいたり、新しい学校だからこそのメリットも多くあります。

今回はそんな「シャタックセントメリーズフォレストシティ」について著者目線ではなく、学生、親御さん目線で見ていきます。

著者目線はもちろん、自分の出身校を売ろうとしバイアスが入ってしまうので、現役の学生さんに中立な意見を聞こうとインタビューさせていただきました。

早速インタビュー

今回はそんなシャタックセントメリーズマレーシア校へ通う生徒さんとその親御さんへお話を聞くことができました。

日本人が少ないシャタックセントメリーズフォレストシティ、実際に通われている学生さん目線での内容はとても貴重。

学校紹介の記事などは数多く上がっていますが、どれもインターネットに掲載されている情報を元に書いた物。

実際に通っているからこそわかる学校の事情や授業内容、「自由な教育」と呼ばれているアメリカンスクールの実態を聞くことができます!

アメリカンスクールに入ってよかったと思う点とは?

まず「アメリカンスクールに入って良かった」と思うと言う質問をさせていただきました。

早速なんとも抽象的な質問。。。

今思うと難しい質問でしたね。

こんな下手インタビュアーの質問しもしっかり受け答えをしてくれて多謝です。

まずは親御さんの意見を聞かせて頂きました。

「アメリカンスクールに入って良かったと思うことは勉強勉強していなくて、個性を伸ばしてくれる点」

ガチガチに「テスト勉強!」「勉強しなさい!」「集中しなさい!」と言わないのがアメリカンスクール。

それがアメリカンスクールカリキュラムの多きなメリットとなっています。

アメリカンスクールでは学生の「個性」をとても尊重してくれる傾向があり、苦手な所は名一杯サポートし、得意な分野は締め付けるのではなく「さらに伸ばす」と言う考え方。

平均的な人間を作るのではなく「得意ジャンル」をさらに伸ばしながら他のまだ足りていない分野のサポートも行います。

これがブリティッシュ系や日本の教育との一番の違いです。

「個性を伸ばす」と言う観点から見るとアメリカンスクールは最も優れた教育システムの一つだと思います。

学生さんへも意見を聞いてみました。

「楽しく勉強できる所が気に入っている」

まだ小学生、楽しく勉強出来る事が一番です。勉強がつまらなくなってしまうとやる気もなくなり、結果的に「勉強=嫌い・苦手」という意識になってしまいます。

アメリカンスクールでは「自主的に」勉強する学生を育てる事を目標としていて、自分から取り組めるように環境を整えています。

自由なの?のびのびな教育?

アメリカンスクールは「自由な教育」と呼ばれていますね。

それはアメリカが元々「自由の国」だからです。そんな「自由(Freedom)」を教育セクターにも持ち込み、生徒を尊重する教育が出来上がりました。

「自由な教育」という言葉はいい意味でも悪い意味でも使われていますが、それは学生さん・親御さん目線で見るとどうなのか?

自由だから勉強していないんじゃ無いか、勉強量が足りないのでは無いのか、そう捉えている意見も多く聞きます。

学生にサボさせて結局どうなの?

日本の勉強スタイルと比べると180度違うから生まれた意見です。

そこで実際に「勉強量」について質問させていただいた結果、親御さんのご回答がとても役立つ情報です!

ガチガチに勉強している訳でも無いが、親目線からみても少ないとは感じない。しっかりと明確なポイントは教えていて、音読させていたり、特に深い思考で考えさせている。

これ大事。暗記系の教育と比べてしまうとアメリカンスクールは「暗記」は少ないので勉強時間的に見ると少ないかもしれません。単純な暗記問題がテストでもあまり出題されないのがアメリカンスクールの特徴です。

暗記問題が少ない分、深い思考を要する問題が多かったり、「しっかりとした質の高い教育」を提供しています。

あまりピンと来ないから「勉強量少ないのでは?」と言われていますが、勉強していない訳では無い。

ただ勉強する方法が違うだけで、最終的にはしっかりとコンセプトを理解させ、思考させる事で物事を深く捉えられるスキルを身に着けていきます。

また学生さんのご回答は、

宿題はそんなに無くて、学校の勉強はそこまで難しいとは感じない。でも考えるのが難しい課題もあったりする。


つまり難易度的には「丁度いい」のでは無いでしょうか?

今回のインタビュイーは小学生3年生の学生さん、シャタックセントメリーズフォレストシティへ来る前にもインターナショナルスクールへ通っていたそうですが、今のシャタックセントメリーズフォレストシティの環境に満足しているとの事です。

シャタックセントメリーズフォレストシティはパンデミック中のオンライン授業の環境も整え、クラスも少人数で行われているので先生方の目が生徒全員に行き届いています。

そんなオンライン授業についても意見を聞かせて頂きました。こちらはオンライン授業を数ヶ月受けた学生さんの意見です。

「オンライン授業は交流できなくて楽しくは無いし、時々テクノロジー関連も問題が起きるが、それ以外には不満は無い」

著者の個人的な意見ですが、数多くのインターナショナルスクールを見てきて、オンライン授業ってある意味学校の「力」が出ると考えています。

オンライン授業を取り入れると言うイレギュラーなイベントに対してどれだけ確実な対応することができるのか、と言うのは学校の柔軟さを表していると考えます。

他の学校のオンライン授業の様子なども伺いましたが、シャタックセントメリーズフォレストシティは多くの学生が去年からオンライン授業を受けているなどの点もあり「それなりに」整っていました。

完璧では無いが、環境としては十分良い方です。

しっかりと学生へ対面と同じだけの教育を提供し、不便ながらもアクティビティを取り入れて、親御さんへもしっかりと定期的なメールなどで状況を伝え、誠実に対応していました。

学校の気に入っている所、改善してほしい所

(Shattuck-St.Mary’s Forest City引用)

さあ教育的な質問に回答してもらったところで次に気になるのは「学校」について。

アメリカンスクールのカリキュラムの事は理解できましたが、何故「シャタックセントメリーズフォレストシティ」なのか、学校のどこが気に入ったのか、一番気になっているこの記事のクライマックスへ突入します。

学校側はプロモーションできれいに作り上げた広告しか出しませんが学生だからこそ分かる良い所を、今回は特別に教えてもらいました!

気に入っている所

まず聞いたのは「シャタックセントメリーズフォレストシティ」の気に入っている点です。

2018年開校のシャタックセントメリーズ、校舎は綺麗でとても整っています。

まずは親御さんにシャタックセントメリーズへの意見を聞いてみました。

「設備も整っていて、新しい学校と言う事で校舎がとても綺麗」

シャタックセントメリーズの校舎は面積的に見ればそこまで広くは無いかもしれませんが、校舎は階層が多く上に高い。横に広いか、上に高いか、その好みは個人それぞれですね、、、

フィットネスジム、オリンピックサイズのスイミング・プール、2つの図書室、800人が入れる大ホール、複数の研究室、3Dプリンター、録音スタジオなどなど多くの設備が揃えられています。

これはアメリカンスクールの「完璧な環境を提供する」という理念から来ていて、環境を用意すれば学生が自主的に進んで勉強をするから、その為のサポートの先生、そして設備を整えています。

学生さんに聞いたセントメリーズの気に入っている所は

「とっても自由で小人数制のクラスを取り入れている」

と言う点でした。

クラスの人数が多いと先生の目も届きにくくなり、学生一人にかけれる時間も減ります。

先生の目がしっかりと全員に届くのは良いシステム、その為シャタックセントメリーズフォレストシティでは全学年で少人数制のクラスを取り入れています。

さらにこんなエピソードをシェアしてくれました。

「休み時間に先生が学校の屋上に連れて行ってくれた。屋上には整備された庭があって、海も見れてとっても景色が良かった。」

これは学校の「自由さ」を表しているストーリーでは無いでしょうか?

中々休み時間に屋上へ行くことは無いでしょうし、先生が生徒達を楽しませようと屋上まで案内する、先生の生徒思いも伝わってきますね。

改善して欲しい所

そしてお次は聞きにくい、、、シャタックセントメリーズフォレストシティは多くの利点がある学校ということがわかりましたが「改善して欲しい所」があるのか、お聞きしました。

これは入学を考えている方にとっては、とても気になる内容ではないでしょうか?

果たしてあるのか、今後改善していく事はできるのか?

親御さんのご意見はこちらでした。

「強いてあげるなら学生数が少なすぎる所ですかね、、」

少なすぎるのも欠点となるようです。

クラスメイトが4人、さらに全員女の子という事でクラス構成に少し悩んでいるようです。

しかしこれには事情があり、元々インターナショナルスクールは海外からの学生が多い事が原因となっています。

その為国境が封鎖されている状態の為生徒の入学は厳しい状況。

これは世界の状況が変わり、気軽に教育移住・留学が出来るように戻れば、改善されていきそうですね!

「シャタックセントメリーズ」入って良かったと思う?

さあ、最後にまたまた下手インタビュアーがお出ましです。

「インターナショナルスクールに入って良かったと思うか?」というまたまたとっても抽象的な質問にお答え頂きました。

まず親御さんのご意見がこちら。

「はい、海外でしか味わえない環境で、のびのび自由に勉強できているのでインターナショナルスクールに入って良かったと思っています。」

確かに、これは同感できます。

海外に来ている今だからこそ受ける事ができる教育が貴重な経験になります。

日本と違う環境だからこそ身につくスキルもありますし、一歩日本の教育を出てみると全く違う世界が広がっています。

学生さんにも「今の学校に入って良かったと思う?」と聞かせていただきました。

「今の学校は気に入っているし、とっても自由で自分に合ってるから好き!」

シャタックセントメリーズに入って「自分に合った環境」をいう物を手に入れられて、これぞまさに完璧な学校選びです。

一概に「この学校おすすめ」という事は難しく、生徒の性格や勉強スタイルにより合った学校は変わってきます。

今回はマレーシアでの学校ライフを満喫している学生さんと親御さんに「シャタックセントメリーズフォレストシティ」について貴重なお話を聞かせていただきました。

学生目線での意見は本当に貴重!

一番気になる学生さんの意見、その親御さんの意見は学校選びの際にとても参考になりますね。

マレーシア・ジョホールバルのフォレストシティ・インターナショナルスクール

そんなシャタックセントメリーズフォレストシティは2024年より「フォレストシティ・インターナショナルスクール」となり、新しい体制になりました。

フォレストシティ・インターナショナルスクールの詳細情報はこちらからご覧いただけます。

https://www.kaigai-gakkou.com/malaysia/johor/forest-city-international-school

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